看護師の体験談:転職

Kさんは、看護師になってからの8年間で、総合病院の外来、病棟勤務そして美容整形外科クリニックを経験してきた。今では出産を控え一時的に看護師としての仕事から離れていますが、これまでの3つの職場での経験を振り返り、気づいたことがあるとおっしゃいます。

「今思えば、一番充実していたのは、2番目の病棟で働いていたとき。当時はハード過ぎて体が持たなかったのに、今思えば不思議です。」

病棟勤務といえば夜勤があるので、相当しんどいだろうなと予想はしていましたが、実は日勤の方が断然きつかったと言います。なぜなら、日勤の場合、次の準夜勤の看護師に引き継ぎをして看護記録をつけます。その最中にもナースコールがなり対応していると、病院を出るのはいつも21時すぎ。日勤と言いながらも朝から夜遅くまで働くわけです。日勤の場合、日勤と準夜勤の境目がわからなくなり、毎日がくたくた。夜勤の方が体はよほど楽でした。

このような勤務体制に限界を感じてしまい、ついには転勤を決意。次の勤務先は、勤務時間が規則的で待遇も良い職場を狙い、美容整形外科クリニックを選んだそうです。

しかしここでの業務は、今までとは業務内容が全く違っていたことに戸惑いが。
扱う分野は整形手術を始め、お肌のトラブルや脱毛など。まずは、医療器械の操作方法を覚えることから始まり、そのうち、治療内容や費用についての相談、クリニックにかかってくる電話対応、そして、来院してくる患者さんに対しては、もっとキレイになるための治療方法を勧めたりと、看護師になってこんなことをすることは思ってもみなかったとのこと。

結局は、妊娠をきっかけにこの整形美容外科を退職することになったそうなのですが、「美容整形外科での経験も含めて、本当に自分がやりたかったのは、病棟で患者さんのためにしていたことだと気づいたんです。」

そして、出産と育児が落ち着いた頃には、復職したいと考えているそうですが、その時には、自分の気持ちに目を向けつつ、患者さんとじっくり向き合える看護師としての仕事をしたいと考えているそうです。